Assessment of Quality Attributes

品質分析項目

遺伝子治療は生体内に遺伝子を導入することで長期的に高い治療効果が期待でき、これまで有効が治療法が確立されてこなかった疾患にたいする新しい治療法としても注目されています。ウイルスベクター(VV)や腫瘍溶解性ウイルス(OV)は生体内での遺伝子導入を可能とする最も有望なプラットフォームの一つであり、高い効果を示す治療薬として研究・開発が進んでいます。一方で、こうしたVVやOVはその構造や作用機構の複雑性から、有効性や安全性に関連する重要品質特性(Critical Quality Attribute, CQA)について、従来のバイオ医薬品と同様とはいかないことが分かっています。効果的かつ効率的な開発や品質管理には高い専門性と種々の物理化学的解析が必要となります。

ユー・メディコでは超遠心分析や質量分析での分析を含む、下記に示す品質分析についてP1、P2、BSL2での分析サービスをご提供中です。また、信頼性基準での試験や英字報告書作成等も承っており、これまでに国内向けに限らず国外向けにもご利用いただいております。

対象品質管理項目
粒子濃度決定のための吸光係数
ウイルスゲノム力価
完全粒子/空粒子比率
粒子組成(分散度) 完全粒子
中間粒子
空粒子
凝集体
核酸
粒子径
ウイルスタンパク質の純度と存在比
カプシド同一性
アミノ酸配列、翻訳後修飾、化学修飾
凝集体

一部信頼性基準での分析可能。GMP対応準備中。
P2、BSL2でのサービスが可能です。